結論から言えばどちらでも好きな方、やり易い方が良い。
私の場合は、上の子と下の子で全く違う。
長女の時は、ほとんど母乳。預ける時などにミルクが飲めないと困るので多少ミルクを飲ませるといった形をとっていた。
双子についても最初は基本は母乳でと話してはじめた。
ただ、NICU1ヶ月と戻ってきてから2週間くらいは母乳で頑張っていたが、早々に妻が母乳だと身体がもたないからミルクに切り替えたいと話してきた。そのとき、話を聞いて思う通りするのが良いと話した。
私も昔の考えが全く入っていないわけでは無かったので、1人目の時は、母乳の方がいいんじゃないかなどと思うこともあった。
母乳の方が、愛情が注がれる。
そして、母乳を飲ませることの方が容易なのでないかとさえ思っていた。
そんな時に、いろいろ調べたり、話も聞いた。
出る量に個人差もあるし、母乳を飲むプロとさえ思っていた赤ちゃんは思いのほか母乳を飲むのが下手であるということもはじめて知った。
そのために病院では、トレーニングもあり、親子で一生懸命上達を目指すのである。
胸が張るので搾乳を続けなければいけない。
搾乳は体力も時間もとられ大きな負担である。
長女の時に苦労を重ね、悩み、弱音を吐きながらも2人で頑張る姿を目の当たりにした。
「父の無知は母を傷つける」
今はインターネットで情報を収集することが容易である。
心配は手を動かす。好奇心は手を動かす。
育児はもちろん大変である。そうはいっても可愛い我が子、家族のことなので興味は持てるはずだ。
この件についてもそうだが、双子について、帝王切開について、周産期の病院についてなどなど、ことあるごとにネットサーフィンをした。
育児にはまったということなのかもしれない。
いろんな記事を読み、知った知識を妻や友人に披露することで、知識も深まる。聞いている方はうんざりかもしれないが、、、
双子出産時にうけたNICU等の医者の説明がほぼ全てインターネットで検索していて予習していた通りの内容であったことにも驚いた。全て鵜呑みにすることは危険であるが、インターネット上の情報の精度が高いということも実感した。
そんなこんなで大切なのは、母がつぶれないようにすること。
そして、自分もつぶれないようにすること。
育児を出来なくなるだけでなく、父母どちらかの看病も加わると負担ははかりしれない。
母乳かミルクか、卒乳の時期は、トイレトレーニングの時期はなどなど、子育てにおいて考えることはつきない。
そんなときに、選択の結果ではなく、父はどう反応していくかが重要である。
父の御託なんて、母は聞きたくない、そんな暇はなくうざいだろうが、一緒になってあの人なりに考えてくれていると少しは感じてくれるのではないか。
はじめてのことに次から次へと直面するが、はっきりとした正解もない。ひと昔前の常識が非常識になりかわっていて、今の常識が将来の非常識となる可能性もあるだろう。
ただ、今の段階では、インターネットで情報を集める。赤ちゃん会や自治体の支援課などアドバイスを受ける。そういった環境も上手く使いながら育児をしていくしかない。
何より一人で抱え込まない。二人で、さらには、まわりも巻き込んで結論を出す。
その中でひねり出した結論が、母乳であれ、ミルクであれベストの選択であると私は考える。