この言葉は、ジャイアンツの菅野投手が心技体に順番をつけるならとインタビューされたときに発した言葉である。
菅野投手は、体・心・技の順番だと。
私もそのように思う。
体は資本とよく言われるが、体に不調があれば、心に乱れが生じる。心に乱れが生じれば、技術は揺らぐ。逆に言えば体さえしっかりしていれば、心は強く保てる。基盤にこの状態があれば、技術におけるビハインドなどどうってことはない。
子育てにおいてもやはり体を第一に考えたい。おもっいきり休むといったことはなかなか出来ないのが現状であるが、手抜き育児や他力に頼ることに後ろめたさをもつことはない。
まずは、体と心を健康に保つことが自分、配偶者、子ども、周り(親や友だち)にとってベストである。
技術という意味では、子育てでは、~~式や~~論などたくさんあるが、どれも親子ともにハッピーであるための方式や方法論ではないか。
その技術を追い求めて上手くいかないと心を悩ませては本末転倒である。
陥りがちなのは子どもを方程式にあてはめることである。
余談であるが昔よくテレビゲームの実況パワフルプロ野球のサクセスをやっていたが、攻略本にオールAを作った際の全ての流れがのっていた。
オールAとは、全ての能力が最上級。言わば超一流選手を育てることであるが、攻略本通りに進めていってもオールAに育つことはなかった。
まず、全ての場面で状況が同じことはあり得ないのである。あくまでも成功した人の一例にすぎない。
その通りしたから成功するとは限らないのである。
育て方に正解はない。
目的(問題)は親子ともどもハッピーになるためには?である。
与えられる条件は誰一人として同じではない。
自分のおかれている状況、周りの環境、子どもの性格、特徴。
その中で、どの様に解を見つけていくか。その問題も一人で解かないといけない問題でもない。
そして方法論も1つではない。
方程式や理論を多く知っていることは良いことかもしれないが、必ず知っていなければいけないものでもない。いくら知っていても適切なところ、適切な使い方をしなければ効果がない。時には害になるかもしれない。
使えるものを取り入れながらハッピーという目標に向かって進んでいく。
夫婦で、時に、親、兄弟、地域のアドバイザー、保育園、幼稚園、学校などに知恵や助けをかりながら。
数学の問題を解くように、条件や現状をしっかりと見つめて読み取りながら、、、。
そして、ハッピーという概念事態が人それぞれ違うということが何より難しくもある。
こういったことから、思うように育児が出来ないの当たり前と考えている。技術や知識は多少不足していたとしても、その時々で子どもと向き合い続けるだけの体力と状況に応じて問題に立ち向かうことができる心(頭)の余裕だけは残しておきたい。